日本初のニャンテック勉強会に参加
なんの話かと言うと
- AWSが主催するニャンテックに関する勉強会の参加レポート。
- ニャンテックとはネコ様(ニャン)に関するテクノロジー(テック)のこと
- 現在ニャンテックのサービスを展開されている企業の登壇やゲストのネコ様とのニャットワーキング(ネットワーキング)など大盛況のうちに終了した
- 今後AWSではニャンテック関連のイベントとしてニャンズオン(ハンズオン)やニャイディアソン(アイディアソン)なども開催予定とのこと
イベント概要
AWS Nyantech 勉強会
イベント概要(公式サイトから)
おねこさまと暮らしている人なら誰でも考えることを、AWS とテクノロジーとおねこさまへの愛を融合することで、おねこさまの幸せを実現したいと AWS も考えています。 第一弾として、2 月 5 日に AWS Nyantech を開催します。 今回は、すでに製品化・サービス化を進めているスタートアップ企業である、株式会社 RABO、株式会社 Nyans にご登壇いただき、 IoT ・ AI ・ ML などテクノロジーと動物との相性の良さを参加者に実感してもらい、猫愛にあふれたデベロッパー・エンジニアを増やし開発促進につなげるセミナーを開催します。当日はスペシャルゲストの参加もありますのでお楽しみに!
Agenda
- 6:00PM–6:30PM 開場・受付
- 6:30PM–6:40PM オープニング
- 6:40PM–7:00PM 本日触れる AWS サービスのご紹介
- 7:00PM–7:40PM 株式会社 RABO
- 「すべては、猫様のために。」Catlog®(キャトログ)の猫様のための猫様によるプロダクト開発についてお話します。
- 7:40PM–7:50PM 休憩
- 7:50PM–8:30PM 株式会社 Nyans All for cats〜みんなで猫を幸せに〜
- 8:30PM–8:50PM
- にゃ談会
- モデレーター
- 吉田博英 氏 TechCrunch Japan 編集統括
- 8:50PM–9:15PM にゃっとわーきんぐ
イベントレポート
猫と機械学習とIoT
大渕 麻莉さん(AWSジャパン 機械学習ソリューションアーキテクト)
すべてのネコ様好きに共通の思いは、「大好きな猫様にいつまでも元気でいてほしい」。具合が悪いときにすぐにきづきたいと思うが、でもそれが結構難しい。具合が悪いということをどう捉えられるかというと、一つはいつもと違う時と考えられるという。
何かのデータを見て、いつもと違う情報を見つけることで猫様の異変に気づくという考え方が成り立つ。機械学習ではこれを「時系列データの異常検知」と呼ぶそうだ。
次に、AWSの提供する機械学習サービスの分類について説明があり、大きくは3つのレイヤーに分かれるという。
1つ目はAIサービス。AWSが構築済みの機械学習モデルを使うもので、機械学習の深い知識はなくても推論結果だけを得ることができるものだ。 代表的なサービスは画像解析のRekognitionや時系列予測のForecastになる。
2つ目はMLサービスで、これは自分の独自のモデルを開発するものになる。AIサービスではできない独自の実装ができる。 コアなサービスはSageMakerで、ビルトインアルゴリズムも使える様になっており、今回のケースに合いそうな数値・時系列解析が含まれるという。
3つ目はMLフレームワーク、インフラストラクチャで、機械学習の環境を自由に構築して利用するもの。
IoTサービス
ネコ様の情報をIoT機器からデータ取る場面でIoTサービスが役にたつ。ネコ様の外からはカメラ画像、中から加速度センサーと位置センサーを用いる。
IoTの課題
IoTサービスのラインナップ
AWSではIoT Coreを始め、デバイスの管理やセキュリティの保護など、IoTの課題を解決するサービスラインナップを用意しており、上記の様な課題の解決をサービスの機能で実現することができる。
Catlogー猫様のための猫様によるプロダクト開発
- 伊豫 愉芸子さん(株式会社RABO President & CEO)
- 鈴木 則夫さん (株式会社RABO バックエンドエンジニャー)
- 眞嶋 啓介さん (株式会社RABO MLエンジニャー)
ネコ様専用の首輪型ロガーとモバイルアプリでネコ様の行動を見守るサービス
ネコ様と暮らす際のよくある課題
- 留守番が多く、心配で後ろめたい
- しかし対策はできていない
- ペットカメラでの見守りは死角が多すぎて不十分
バイオロギング・サイエンス
バイオロギング・サイエンスは、観察できない動物の行動を見る技術。野生動物などにセンサーを付けて行動パターンを24時間見守りする。
Catlogはバイオロギング・サイエンスの手法に基づき、以下の3つを使ってネコ様の行動を記録し、見守りをすることができる。
- Pendantー首輪
- HomeーPendantからのデータを中継するデバイス
- アプリ
アプリ
- ネコ様の状態を見る
- 食べる、寝る、くつろぐ、走る、歩く、嘔吐、ジャンプを識別する
- 1日の行動を記録してログを見る
- グラフでデータを見ることで状態の変化などを辿ることもできる
- 現在、保険や医療とのコラボも準備中
- アプリは380円、580円の2プラン
ペンダント・デバイス
- 1個14,800円
- ネコ様の首に首輪の様につけて、加速度、位置をセンシングする
- ネコ様装着用に専用で開発した
- 3軸加速度センサーでx軸、y軸、z軸のデータを取る
- ペンダントとホームはBlueToothで接続する
- ホームからは無線LANでインターネットに接続する
構成
主に以下の部分からなる。
- センサーログの蓄積基盤
- 機械学習サービス基盤
- 行動ログデータベース
センサーログの基盤
行動ログの部分
- アプリケーションは同じくFargateで動かしている
- 前述のAuroraに接続する
猫の加速度データを捉える
Catlogのコア機能はネコ様に装着したデバイスからのデータを行動のログとして解析していく部分。ポイントは以下となる。
- 加速度データから行動を分類する
- データは3軸の加速度(x, y, z)とタイムスタンプのみを持っている
- 1秒単位で動画をみてどの行動に分類されるかをラベル付けするアノテーションを行う
- 波形を取り出して機械学習する
- 食べる、寝る、くつろぐ、走る、歩く
- ただし、同じ食べる行為でも、猫の個体差は結構大きく、静かに少しずつ食べる子と、ガツガツ勢いよく食べる子では波形は大きく異なる場合がある
機械学習じゃなくてもわかること
- 波形から単純に判定できる行動はMLなしでも分類できる
- ルールベースでの判別でもある程度の分類はきく
機械学習だとわかること
- ルールベースではわからない分類
- 個体差を吸収した分類ができる
- 逆に波形状の特徴がないものは機械学習ではわかならい
Nyans All for cats〜みんなで猫を幸せに〜
- 谷口 紗喜子さん (株式会社nyans 代表取締役)
- 中山 昌俊さん (株式会社nyans Engineer)
続いて猫と飼い主のマッチングサービス nyatchingを運営する株式会社nyans代表取締役の谷口氏(前世は猫)が登壇。
— AWS / アマゾン ウェブ サービス (@awscloud_jp) February 5, 2020
nyansのCEOは猫のチェルシー社長 @CEO_chelsea
nyatchingは例えば出張中猫のお世話ができない人とお世話したい人をマッチング。
タイムラインは猫語🐱
#AWSNyantech #AWSLoftTokyo pic.twitter.com/xHqhoZxQ8E
サービス立ち上げのきっかけはネコ様からの問題提起のメッセージを受け取った。
- 猫と人間がうまく共存していない
- 人間がビジネスのために猫の命を操作している
- 本当は猫と人間は共存ができる
サービス
街中の猫をみんなで見守る、猫の飼い主のコミュニティサービス
- 猫を預ける先がないことがこまっていた
- キャットホテルは環境が変わる
- キャットシッターはなかなか確保できない
- ご近所のひとで預かったり見守りをし合えたらいいと思った
機能
- 猫を探す
- 預かりの応募、募集
- 近所の猫や飼い主とつながることができる
ユーザーからの声
- 長期間預かってもらえるひとを見つけた
- ネコ様のドナーを見つけることができた
自分のご近所のネコ好きな人とつながったり、自分の家のネコ様を好きになってくれる人に預かってもらうことができたという事例につながった。
サービスの技術的なはなし
- エンジニアの中山 昌俊 さんから
- 現在のユーザー数4,500人
- 猫の登録数は5,000匹
当初はインフラをHerokuに任せていた。最初は中山さん自身がエンジニアリング未経験から開始だったので、インフラをまかせてプログラミングに集中したかったという。
Herokuはサービスのインフラ部分を丸ごと任せられる点にメリットがあったが、一方でデメリットは東京リージョンがないので読み込みに時間がかかること、料金が割高だったことと感じていたという。現在はAWSに乗り換えた。
構成
- フロントエンドはNuxt.jsで開発
- バックエンドはRails
- 静的コンテンツはCloudFrontを前段に、S3をオリジンに
- API Gatewayの後段にLambdaを置いてSSR(Server Side Rendering)する
サーバーレスを取り入れているが、Lambdaの場合はHerokuとは異なりNuxtでビルドをしたパッケージをそのまま配置することはできず、Lambda用のハンドラーを用意する必要がある。SNSでURLをシェアされたときに猫の写真を入れたいのでSSRが有効に機能している。
- バックエンドはRailsで開発
- データベースはPostgreSQL
- いずれはAWSでサーバーレスで構築したい
- その場合はAppSync + Lambdaにしたい
- Ruby + Jetsを使えばRubyのアプリケーションをサーバーレスでスムーズに構築できる
- それならAmplifyをうまく活用して開発生産性を上げたいと思っている
Nyatchingの面白い機能
なわばり機能
- ユーザーの緯度経度をもとに近くのユーザーを見ることができる
- PostGISというPostgreSQLのパッケージを使っている
- 緯度経度をカラムに入れることができる
LINE通知機能
- 新しい猫が近所に現れた
- 猫のお世話依頼がきた場合
- LINEなら簡単に実装できて、しかも日本中のほとんどの人が使っていてカバレッジが大きい
まとめ
- おそらく日本初のニャンテック勉強会はものすごい盛り上がりでした。
- 当初2周間くらいの募集期間を予定していたがわずか2日で定員になったほど、大きな反響があった。
- 今回は会場にゲストのネコ様もいらっしゃり、AWS Loftがとても暖かく優しい空気に包まれた。
- 次回はニャンズオンを3月12日に予定されているので、ニャンテックに興味のある方は次こそ是非参加をおすすめしたい。
キーペアの扱いは慎重にー物理の方
re:Invent 2019で事件は起きた
先週アメリカはラスベガスで開催されるAWSのグローバルカンファレンス-re:Invent 2019に参加をしました。およそ一週間ほどの海外出張に参加ということで、少し大きめのスーツケースが必要になり、スーツケース・メーカーさんのやっているレンタルサービスを利用しました。
そこで鍵の取り扱いで大きなヘマをやってしまい、現地に到着したら、スーツケースが開かないという大きなトラブルに陥りました。一週間分の着替えやPCや現地でのミーティング資料などがすべて、開かないスーツケースに閉じ込められてしまいました。海外旅行で初めて大きなピンチを迎えることになりました。
今回はこの開かないスーツケース事件について、今後の戒めのためにもブログに残しておきます。
今回利用したスーツケース・レンタルサービス
僕が今回利用したのは、エースさんのスーツケース・レンタルサービスです。
僕は今回3回目の利用で、前回・前々回と同様に、10泊までのMサイズで14日間の利用ということで下記のプランで手配をしました。
プロテカ フラクティ Mサイズ 14日間 0455414(Mサイズ 14日間プラン): PROTECA/プロテカ|エーススーツケースレンタル
14日間利用して、7,700円というお手頃なプライシング。
事件発覚前
成田空港で最後の荷物の出し入れを終えて、荷物を預ける前にスーツケースに付いていたTSAロックの鍵を架け、鍵の方は財布にしまって、預入荷物のカウンターで荷物を預けました。
無事にラスベガスに到着して、ひとまずホテルにチェックイン。荷物はそのまんま部屋のベッドの脇に置いて、re:Inventのイベント受付を先に済ませてしまおうと、部屋を後にしました。(まだこの時にはこの後起こることを知らない)
イベントのレジストを終えて、一通り会場の確認をし、一緒に行った同じ会社の人と食事に行きました。中華を食べて、これから一週間楽しみだなーという話を呑気にしてました。
そして衝撃の事実を知る
部屋に戻って着替えを取り出そうと思い、スーツケースを開けようと思いましたが、鍵がありません。財布の中に入れていたはずが、跡形もありません。この瞬間、全身がざわざわし、「ヤバい、まさか鍵を落としたか?」と狼狽し、荷物をすべて開けて、どこかに鍵が入っていないか、必死に探しました。
しかし、すべての持ち物の中を3周くらい探したものの、鍵は見つかりませんでした。しかも、痛恨だったのは、鍵は2個あったのに、僕は2個のカギを一緒に束ねて持っていた為に、2本同時に失くしてしまったのでした。2本ある意味が全くありません。そのために2本あるのはわかってはいましたが、僕はその様な事態が自分の身に降りかかるまで事の重大さに全く気付いていませんでした。全身を切り裂く様な痛烈な後悔が駆け巡りました。
暫定対処
ひとまず以下のアクションをしました。
どうしていいのか途方にくれていた僕にとって、救いの様な有益な情報でした。ひとまず今日はもう時間も遅いので、明日鍵屋さんかホテルの方に連絡して、やってくれそうだったら、また電話を頂けるということになりました。ありがたや。
今夜は着替えもなく、歯ブラシすらないので、ひとまず近くのドラッグストアで入手可能なものだけを買って、暫定の処置としました。
スーツケースを開けろ
翌日、ホテルの人が来てくれて、恰幅の良いニコニコしたおじさんが、スーツケースを見てくれました。
「これは開けることはできないから、鍵を壊すしかないね。チャックの持ち手の部分を工具で切断する様にすれば、チャックの開閉はできると思うよ。」。
ニコニコしたおじさんは7つ道具の入ったカバンから特大のニッパーの様な工具を取り出して、バチン、バチンと音を立てて、チャックの持ち手の部分を切断し、スーツケースは無事に開けられる様になりました。
これで何とかスーツケースを開けて、着替えを取り出すことも、PCを取り出すこともできる様になりました。この時の安堵感を僕は決して忘れないだろうと思います。おじさん、ありがとう。JTBさん、ありがとう。
後日譚
さて、レンタルのスーツケースを力づくで壊してしまったわけなので、弁償もしくは、こわれたこのスーツケースを買い取りというのが世の道理というものではないでしょうか。
今回の事象のポイントを整理するとこうなります。
- スーツケースには紛失対策として鍵が2本用意されていた
- 僕は2本の鍵を別々に管理することを怠って、2本一緒に扱っていた
- 僕は利用者個人の過失として、鍵を落としてしまった
- スーツケースを開けるために、チャックの持ち手の部分を僕の意思で切断した
- レンタル品としては、このまま別の利用者が使うのは困難
保険などで保障を受ける場合には、一般的に「急激」かつ「偶然」の「外来の要因」による携行品の故障などが要件となるものと思いますが、完全に利用者の過失なので盗まれた等の「外来」の理由ではないですね。
弁償を覚悟してエース・レンタルの方に連絡したところ、壊した実際の様を見てから決めたいので、とりあえずスーツケースは送り返してくださいとのことでした。
後日スーツケースが届いてから再度連絡を頂いたところ、持ち手の部分だけ交換すればよいので、スーツケースを弁償してもらう必要は無いということでした。ただ、鍵を作り直す分の代金として、1,100円×2本だけ追加で発生しますとのことでした。
わずか2,200円の追加で済ませることができて、本当に、エース・レンタルさんには感謝の言葉しかありません。
まとめ
- 鍵の取り扱いは慎重に行うべきでした
- 鍵が2本あるのは、紛失の対策なので、別々に扱うべきです
- そもそもTSAで鍵がかかっていると鍵を壊されてしまうということもあり得るので、スーツケースは鍵をかけないのでも良いのかも知れません。
- JTBさん、ホテルのおじさん、エース・レンタルさんにはお世話になりました。また来年も利用機会がありましたら、是非よろしくお願いします。
AlexaスキルLearning Dayに行って来た。
何の話かと言うと
- Amazonが開催するAlexaスキルLearning Dayというイベントの参加レポート。
- 個人的に印象に残ったセッションについて詳細と感想を書いています。
- 結論として、ものすごい情報量、ものすごく示唆に富む、楽しくて勉強になるイベントでした。
イベント概要
公式サイトのイベント概要から引用
Alexaスキル開発をご検討されている企業様や開発者様、また企画やデザインをご担当される方を対象に、Alexaスキルの最新情報や機能をご紹介する1 Dayイベントです。米国からのスピーカーによる先進事例の紹介や、実際にAlexaスキルを公開されている企業様のゲストトークもご用意しております。
アジェンダ
- 9:15 :受付開始
- 10:00:キーノートセッション
- 10:45:テクニカルアップデート
- 11:35:ゲストトーク「カスタマーに愛されるスキルの作り方とスキル内課金でのビジネスの作り方」
- 12:00 :Alexaを使ったゲーム開発のための最新機能&事例紹介
- 12:20 :ランチ
- 13:00:ゲストトーク「キッチンで日常的に使ってもらえるスキルを作るために」
- 13:20:ゲストトーク「Amazon Alexa Developer Skill Award 2019最優秀賞トーク」
- 13:45:ゲストトーク「Alexa Web API for Games 事例: 政宗の部屋」
- 14:10:「Alexaを組み合わせた新たな体験の開発とデザイン - St.Noire開発について」
- 14:55:VUI初心者のためのAlexaワークショップ+Hello World
参加した動機と私自身のバックグラウンドについて
私は現在BPOのコンタクトセンター事業者に所属していて、Amazon ConnectとAmazon Lexをつかった音声・テキストBotの導入などを検証しています。Amazon LexはAlexaと同一の自然言語処理エンジンを使っており、仕組み的にはAlexaと非常に似通っている部分が多いのですが、現状は米国英語にしか対応していません。Lexの日本語化が待ちきれないので、Alexaの方も触ってみようと考えて参加しました。
私のAlexaのスキルは最近ようやく初歩的なHello World的なスキルを作成して動かしてみた程度で、完全な初心者です。AWS Lambdaなどは普段からよく使っているので、少しずつスキル開発を習得していこうと思っています。
いざ会場入り
会場入りすると座席には資料が。ここには『Alexaデザインガイド』という冊子が配布されていました。この冊子ではAlexaスキルを開発する上での基本コンセプトの解説から、自然なスキルにするためのベストプラクティスやスタイルガイドなど、とても役に立つ内容が満載です。オンライン版ではAlexaデザインガイドに最新版があるそうです。
セッションレポート
ここからは印象に残ったセッションの内容と感想について記載します。
キーノート
- アマゾンジャパン合同会社アレクサ ビジネス本部 本部長 - 柳田 晃嗣 - 2019年に発表されたAlexaスキル機能の最新情報やAmazon Echoシリーズ、そしてAlexa Everywhereとしての展望などをご紹介します。
Then to now
Amazonのミッション
「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」をこれまで愚直に進めてきました。
コンピュータの発展の歴史 - キャラクターベース - GUIで簡単に操作できるように - Webの登場で広く一般の人が様々な情報を手にできる様に。GoogleやYahooの誕生 - モバイルの登場でいつでもインターネット接続されている生活が生まれた。
すべてのニーズは満たせてきたのかというと、日常生活ではこれらのデバイスがまだ使いにくい場面があります。 寒い冬の朝に布団の中にいて、PCやスマホで何かするのはちょっと面倒。このままの状態で何か操作できたら。洗い物中、運転中、赤ちゃんの世話をしている時。何かをしながらデバイス操作も無しにやりたいことができたら。
本当に簡単なインターフェイスはないんだろうか。VUIはここから生まれました。音声ならではのユーザー体験が生まれています。
Alexa Everywhere
"Alexa Everywhere"というのがAmazonのコンセプトで、Alexaがどこでも利用できる、Alexaが用意されている場所にいけば、誰もが利用できる。そんな世界を目指したいという思想。Alexaは現在15言語に対応しており、80カ国以上で利用されています。
- Echo 2017年
- 日本で招待性と言う形で発売。Echo、EchoPlus、EchoDot。
- 2018年
- ディスプレイ付きのEchoSpot、EchoShow、FireTVStick、EchoPlus(G2)、EchoDot(G3)
- 2019年
- 画像参照
- for US
- Echo Buds, Echo Loop(Day1 Edition)
Alexa APIs
- Alexa Voice Services
- Alexa Skill Kit(3000+)
New Feature
- 定型アクション
- 覚えやすいフレーズでAlexaスキルを自動化
- "Alexaおはよう"だけで複数の処理を起動したりする
- 毎日決めた時刻でAlexaスキルを起動
- PM3:00に自動でラジオを流すなど
- 3000を超えるスキルをここで使える
- Flexと合わせてモーションセンサーを使うと、時刻指定で、路線の運航状況や天気を話させることができる
- スキルの収益化
- スキル内課金
- 1 time / subscription
- 収益化しているスキル100+
- パーソナライズ
- 音声プロフィール機能
- 家族がそれぞれの星占いをする
- 声で識別して誰が使っているかを識別する
- Web API For Games
- Web技術を使った画面つきのマルチモーダルスキルを作れる
- 政宗の部屋 by サイバード
二つの暖炉ーDreamerとBuilder
ジェフ・ベゾスは家に2つの暖炉を作っていて、1つは"Dreamer"、もう1つは"Builder"と名付けたそうです。
世の中はまずDreamerが現れてこんなすごい世界を実現したいと発言します。それを聞いたBuilderはどうやってそれを実現するかを考えて具体的な形で実現する。これを繰り返して世界を作り上げていくのです。DreamerとBuilderは別々の人に分かれているのではありません。一人の同一の人間のなかにDreamerとBuilderが居るのです。
みなさんはどんな世界を作りたいでしょうか。どんな夢を描くのか。その夢にAlexaはどんな形で助力ができるでしょうか。私たちはみんな、誰もがDreamerでBuilder。豊かで優しくて便利な世界を実現しましょう。"Make it so”でそれを成し遂げていきましょう。
感想
Alexaの誕生の背景から、全体的な状況の俯瞰的な説明、Echoデバイスの広がり、API群や新機能の説明と非常にコンパクトでわかりやすい形でAlexaの現在を掴むことができました。そして畳みかける様に語られる、Amazonが実現したいビジョン。2つの暖炉の話からの、超絶にエモいDreamerとBuilderのはなし。初っ端のキーノートにして胸に込み上げてくるものがあるという、素晴らしいキーノートでした。
テクニカルアップデート
アレクサビジネス本部 シニアソリューションアーキテクト 松井 佑馬 Amazon.com アレクサスキルシニアプロダクトマネージャー アルーン・シン 2019年に発表された、Alexaスキル関連の最新機能を事例を含めてご紹介いたします。また、Amazonシアトル本社のAlexaスキルプロダクトマネージャーより「Alexa Presentation Language」の開発背景、最新機能について紹介します。
Alexaスキル
- 2019年の振り返り
感想
2019年に入って、ディスプレイ付きEchoデバイスへの対応や連携ガジェットなども増えて、機能面でもアップデートが続いていることが理解できました。
ゲストトーク「カスタマーに愛されるスキルの作り方とスキル内課金でのビジネスの作り方」
- nvoked Apps - ニック・シュワブ様 - Invoked AppsのファウンダーでありAlexa Championでもあるシュワブ様に、スキル内課金をアメリカでリリースされた2018年から導入されている、ユーザーに長く支持されるスキルの開発やスキル内課金でのポイントなどをお話いただきます。
登壇者のバックグラウンド
Alexa Championでもあり、これまで50+のスキルをリリースした。
- 元々はFull StackのWeb開発者
- 保険会社
- いくつかのスタートアップ
- 私の強み
- バックエンド開発
- システムのアーキテクティング
- 私の弱み
- ビジュアルのデザイン
- フロントエンド開発
VUIならば自身のバックグランドから強みを生かせるし、弱みが問題にならないと考えた。
転機
- 2016年に勤めていたスタートアップをクビになってしまった
- 自由な時間がたくさんできてしまった
その頃からスキル開発をしていった。
最初のスキル
- Skill: Bargain Buddy Mar 2016
- バーゲン情報を知らせるスキルを開発した
次につくったスキル
- Skill: Opening Bell Apr 2016
- 株価を知らせてくれるスキル
- Freeの株価APIを探して作った
- ただ、「Netflix」を「NFX」って言ってしまうなど不自然な点もあった
- とは言え、はじめてのスキルに比べれば相当の進歩した
その後新しい職を得て、引っ越しもした。
- 一つ上の階にも新しい人が引っ越して来ていた
- 犬もうるさくて、朝5時に起こされる羽目に
- 雨の音の様な、安眠の為の環境音のスキルを作った
そして次に作ったスキルがこれ。
- Skill: Rain sound Oct, 2016
- 45+の音をリリースした
- 今では数百万人のリスナーが居る。
- 月間に2億5000万回のLambda実行数
- 4 petabytes の音声ストリーム量が毎月ある
どうして人気を博することができたんだろう
- 問題を解決してくれるスキルであること
- 習慣的に利用されるスキルだった (当初はそんな風に思ってなかったが)
- シンプルな利用方法
- start / stop
- loop on / off
- わかりやすいネーミング
- 何ができるかが名前だけでめちゃくちゃ明白
- 動作に信頼性がある
- 色んなデバイスに最適化する
- 利用の15%はディスプレイ付きのデバイスだった
customer feedback
- 1時間ごとにポーズするのが嫌だ
- 寄せられる要望
- 雨と波の音が欲しい
- 雨と風の音が欲しい
- コーロギとカエルの声を入れて欲しい
- 雨の音がベーコンを焼く音みたい
これらのフィードバックからモチベーションを得て、丁寧な改善をしていった。
お金もかかって来たので、課金で運用代を稼ぎたいと思った
開発者からビジネスマンに頭をスイッチして、課金のパターンについて考えた。
- 消費型のスキル
- ショートカットやヒントを買うなど
- 買い切り型
- 拡張パック
- 新機能が有効化される
- サブスクリプション
- 月単位、年単位でのサブスクリプション
- 値付けについて
- 1 cent / monthの計算がたった
- 2%の顧客が購入してくれた
- 大事なポイント
- 無償で利用できる部分は無くさない
- ファネルを考える
- どのお客さんに買ってもらうのか
- ある程度使ってもらっているユーザーにアップセルする形にした
- 3回使ってもらっているユーザーを対象にした
- ソフトに勧奨して断られたらしつこくしない様にした
- フリートライアルを用意した
- でも実際には9割のユーザーはそのまま課金してくれた
そして夢だったTeslaを買うことができた
感想
とにかくニックの話は興味深くユーモアにあふれて面白くためになる話でした。愛されるスキルにしていくための心得や、課金についての考え方はだれもが参考になる話だったと思います。フィードバックからモチベーションを受けて、地道に改善していく素敵な発表でした。
ランチ
会場でお弁当とお茶が配られました。ありがたや。
ゲストトーク「キッチンで日常的に使ってもらえるスキルを作るために」
- クックパッド株式会社 - 研究開発部 山田 良明様 2017年のAlexa日本リリース時より、調理中の手が離せないタイミングでも声でレシピを検索、確認できる「クックパッド」スキルをご提供いただいているクックパッド株式会社様。 これまでにスペイン、メキシコ、そしてアメリカの3か国でスペイン語での同スキルも提供されるなど、新しい取り組みを続けていただいています。 - 研究開発部の山田様にスキルを開発する上で取り組まれたことや直近のアップデートについてお話しいただきます。
クックパッドのAlexaスキル
- 声で料理の作り方を聞くことができる。
- 知っているレシピをすぐに呼び出すことができる。
- 今作っている料理の特定部分について聞くことができる。
なぜAlexaスキルに注目したか
- スマートスピーカーはリビング、寝室、キッチンに置かれることが多い
- Amazon Echoが日本に来た2016年からスキル開発をしている
- 当初は使いたい食材から料理のレシピのアイディアを出すスキルを考えていた
- 当時はスクリーン付きのデバイスがなかったので、スマホにPush通知を送っていた
今から料理を作ろうとしているユーザーに対して、声だけで作り方をナビするのは難しいだろうと考えた。
スマートホーム家電との連携もやってきた
- しょうゆを大さじ1出してなどの発話に対応
- VUIなら複雑になってしまう指示を簡単にだせることが示された
- 三杯酢を出して、照り焼きのたれを作ってなどの複雑な処理が簡単な表現になる
グローバル展開
- スペイン、メキシコ、アメリカでスペイン語のスキルとして展開した
- 日本と同じ機能やインタラクションで問題が出る懸念があり、現地ユーザーテストをした
- 日本では材料名で検索するが、スペインでは材料+料理名で検索が多い
- VUIのデザインは国ごとに異なる言い回しを理解することが重要
- 確認すべきこと
- どのように話しかけるのか
- スピーカーからの返答は正しくガイドできているのか
- スピーカーからの発話の内容は多すぎないか、少なすぎないか
- 言語によって聞いていられる量が変わる
- どのように話しかけるのか
感想
クックパッドさんのレシピスキルのはなし。グローバルに展開する場合の言い方の違いに注目する方法や、事前のユーザーテストの手法など、非常に深く実践されている方ならではのお話でした。
まとめと感想
キーノートからしてものすごい情報量と、示唆に富む素晴らしい内容で圧倒されました。2つの暖炉 - DreamerとBuilderの話などとても感動的な幕開けから、Alexaの最新機能リリースのラップアップ、そして、Alexaスキル開発者の皆さんのナレッジに富む貴重なお話。楽しくて、示唆に富み、勉強になるイベントでした。
本日はこの後、スキル開発のハンズオンも用意されているので、最後に手を動かしてスキル開発をブーストしていきたいと思います。参加して本当によかったです。次回また開催される様なら、すべての人にお勧めしたい素晴らしいラーニング・イベントだったと思います。
re:Invent 2019 ワークショップ資料をできるだけリストしてみる
なんの話かと言うと
AWS re:Invent 2019で実施されたワークショップセッションのハンズオン資料をわかる範囲でリストアップしてみました。ぜひやってみてください。
基本的にはGithubのaws-samplesのレポジトリ配下にあるものが多いので、ここを掘っていくのでも良いと思いますが、大量にあって探すのが大変なのと、外部に別サイトになっているものがあります。
ここではわたしが観測した範囲でそれぞれのセッションの資料への直リンクを貼っています。
20191215追記
AWS公式サイトからre:Inventを深むイベントのリソースが一挙に公開されました。ワークショップの資料ももちろんあります。下記サイトからアクセス出来ます。これにてこのポストの役割も終了ですね。めでたしめでたし。
Updates
- 20191209-読者から情報提供頂いたリンク情報を追加しました。
- 20191209-Twitterから得たリンクを追加しました。
- 20191210-追加で提供頂いたリンク情報を追加しました。
- 20191210-Twitter上で同じくWorkshopのリストを作っていた方の情報を追加しました。
Contributers
- Hidekazu TanakaさんからSaaS FactoryやEKSについてのリンク情報を提供頂きました。
- Kosu HayatoさんからFargateなどの追加のリンク情報を提供頂きました。
- Eric Hammondさんのツイッターから多くの情報を頂きました。
ワークショップ資料のリンク集
AWS-Samples
ここを掘ればほとんどのものが出てくるが、量が多いので探すのが少し大変。
DeepComposer
DeepRacer Workshop
AIM405 - Optimize deep learning models for edge deployments with AWS DeepLens
AIM361 - Hyperparameter Optimization and AutoML
- Code: https://gitlab.com/juliensimon/aim361
- Slides: https://www.slideshare.net/JulienSIMON5/aim361-optimizing-machine-learning-models-with-amazon-sagemaker-december-2019
SageMaker Autopilot
Build, train & debug, and deploy & monitor with Amazon SageMaker
AIM403 - Deep learning with Apache MXNet
Create a Q&A bot with Amazon Lex and Amazon Alexa
Sumerian AR Webapp Workshop
API Gateway - BUILDING SECURE APIS IN THE CLOUD
Serverless - The Innovator Island Serverless Theme Park Workshop
Serverless - serverless ride-sharing web application
Serverless - Build serverless applications with Amazon DynamoDB and AWS Lambda
Serverless - Serverless image processing workflows at scale with AWS Step Functions
Serverless - Building Event Driven Architecture on AWS
Serverless - AWS Alien Attack workshop
Serverless - Monolith to serverless SaaS
Serverless - Building Microservices on AWS Workshop
Serverless - SVS217 - Package your app for the AWS Serverless Application Repository
Serverless - Build a Serverless microservices application demonstrating end-to-end authentication and authorization through use of Amazon Cognito, API Gateway, AWS Lambda, and all-things IAM
- https://serverless-idm.awssecworkshops.com
- Code: https://github.com/aws-samples/amazon-cognito-identity-management-workshop
Build and ship full-stack serverless apps with AWS Amplify
Container - Getting started with Kubernetes on AWS
ちなみにこのサイトにはEKSについての豊富なハンズオン資料があります。
ここがトップサイトになりますが、K8Sの基本から、レベル別にいくつかのハンズオンが楽しめるというすごい内容になっています。
Container - ECS and Fargate
NET403 - Amazon EKS and Amazon EC2 container networking workshop
Container - AWS App Mesh Workshop
Container - DOP305 Building a CI/CD pipeline for blue/green deployments using AWS Fargate
Container - CON317 - Securing your EKS
AWS Ampily and iOS workshop
MOB302 Build an AI-powered mobile app with AWS Amplify
AWS re:Invent 2019 Mobile Workshops
https://github.com/aws-samples/aws-reinvent-2019-mobile-workshops
AWS Elasticsearch Service workshop
Elasticsearch Serviceのワークショップお得な4本セット。
AWS ROBOTICS DAY WITH ROBOMAKER
Voice Robotics workshop
Service Catalog tool workshop
https://service-catalog-tools-workshop.com/reinvent2019/
CDK workshop
AWSモダンアプリケーションワークショップのモジュール4を使う
DOP336 - Serverless app infrastructure with the AWS Cloud Development Kit (AWS CDK)
Build new enterprise workflows with chatbots in Amazon Chime
ARC321 - Enabling AWS PrivateLink with the AWS Cloud Development Kit
Iot - Performing Analytics at the Edge with AWS IoT Greengrass
SEC401 Using the AWS Encryption SDK for multi-master key encryption
「Hands-on SaaS: Constructing a multi-tenant solution on AWS」
AWS Security Workshops
AWS Database Migration Workshop
AWS Management Tools Lab (AWS Service Catalog, AWS Systems Manager, AWS Config, AWS CloudWatch, AWS CloudTrail, AWS CloudFormation and ITSM integrations)
Well-Architected Labs!
AWS re:Invent 2019ー時差ぼけ対策
re:Inventのための時差ぼけ対策
毎年12月にAWSはアメリカ・ラスベガスで年に1回のグローバルカンファレンスを開催します。わたしは幸運にも直近2回参加させてもらっていて、今年で3回めの参加となります。
海外カンファレンスに参加するのは楽しいものですが、ラスベガスは太平洋時間(PST)というタイムゾーンに属していて、日本とは-17時間の時差があります。時差ボケは人により個人差があると思いますが、私は毎回時差ボケに悩まされていて、夜まったく眠れなくなる一方で、昼間にクラクラして具合が悪くなってしまったりします。どうも生活リズムが朝型の人の方が症状が重いということも聞きます。今回は、時差ボケの対策について書いてみようと思います。
時差ボケについて改めて整理しよう
時差ボケとはどういう症状なのか。日本航空の到着後・時差ぼけの上手な克服法には以下の記載があります。
時差ぼけとは? - 時差ぼけは時差が5時間以上ある地域へ急速に移動すると、起こりやすくなります。 - 時差ぼけの症状は、睡眠障害、日中のねむけ、疲労感、頭重感などがあります。 - 滞在地での時差ぼけ症状の程度は西へ飛行した場合よりも東へ飛行した場合に強くなります。 世界時計にて、世界の主要都市のローカルタイムが御覧いただけます。
対策としては、同サイトには以下がありました。
- 出発前に十分な休養と睡眠をとっておきましょう。 - 東方(アメリカなど)への旅行場合、数日前より少しずつ早く床につき早起きをするようにしましょう。西方へ向かう場合(ヨーロッパなど)はその逆に遅く寝て遅く起きるようにします。 - 機内では、まず時計を到着地の時間に合わせます。フライトが東方行きの場合にはなるべく早く眠っておくようにします。 - 到着後は、現地時間に合わせて行動しましょう。 太陽光の利用 - 滞在地では強力な太陽光線による明るさを利用して体内リズムを現地の時間に早く同調させるようにします。 例)アメリカ西海岸へ飛行した第1日目は、現地の正午頃(日本の午前)から海岸やプールサイドで日光浴や散歩、買物、スポーツ(速歩、水泳テニス、ゴルフなど)をするとよいでしょう。
日本とラスベガスの時差
- ラスベガスは太平洋標準時間(PST)。
- 日本とは-17時間の時差
今回の渡航のポイント
- 日本時間日曜日17時の便で出発
- この時に現地時間では土曜日24時となる
- 翌日10時ころに乗り継ぎ先のサンディエゴに到着
- そのまま日曜日の夕方頃にラスベガス入り
時差を調節するならば、飛行機に乗ったら即時計を現地時間に合わせて、できる限り早く寝ることが向こう一週間を過ごすための大きなポイントになります。
今回わたしが取った対策
- 土曜日は21時に寝て、日曜日午前3時に起床する。
- これで、日曜日19時くらいに飛行機で寝るとすると、起床から16時間後に寝る計算になる。
- 通常朝8時に起きて、24時に寝るのと同じ時間間隔なので、それなりに眠くはなるはず。
- 飛行機に乗ってしばらくすると機内食が出てきて食事する流れになりますが、それは完全にスルーして、食事は搭乗前に食べてしまいます。
- 飛行機に乗ったら、ネックピロー、耳栓、アイマスクの3種の神器を駆使して、一目散に寝ます。
結果
- 飛行機に乗って間もなく寝ることができました。
- エコノミー便の椅子の上なので、熟睡はできないものの、断続的に眠ることはできました。
- 結果、日曜日は体調すっきりで過ごすことができました。
まとめ
- 海外渡航での時差ボケは辛いです。対策しましょう。
- 当日早起きして時間を調節しましょう。
- 移動時に時差を調節して眠ることが、その後の数日に計り知れない好影響があります。